「黒いドレスの真白い指が鍵盤に踊り、ホールいっぱい、壁にも床にも音が転がる、跳びはねる。 音は繭のようにを私を包み、繭の中の、青紅碧の玉の粒が、柔らかく、時に激しく、私のからだを、こころを、隅々までくすぐり続ける。 私は音の為すままに身を任せている。ゆっくり揺すられている。 この上なく安らかな一刻、 現つは消え、夢ごこち。」 (詩:澤田啓司さま) < 演奏会情報へ戻る
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